人とモノとの出会いに感謝して日々を楽しむ
酒豪なアラフォーのトモヒコスこと佐藤智彦。
ボクの人生を支える愛するモノと音楽とともに
マイペース&セルフィッシュに語る人生の戯言集。
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svart att saga nej
2010年にボクがハマった映画の話。


自分へのリマインドも含めて、
2010年に気に入った作品を思い出してみます。

映画好きのボクは平均週2本ほど映画鑑賞しています。
中でも足しげく通っているのは、交通の便も良い

6本観ると1本タダというシネマイレージカードを使い、
昨年も色々な作品を観ました。

パソコンからは自分の履歴を確認出来るのですが、
昨年toho cinemasでボクが観た映画は計98本、
その他の映画館で観た作品を含めると、
多分一年で合計120本ほどでしょうか。


そんな中でボクが個人的に昨年no.1だと思う洋画は
《ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女》です。


同作は全世界で800万部以上のセールスを記録した
ベストセラー小説を映画化したもので、小説同様
全三部作の構成となっており、その1作目にあたります。

《ダ・ヴィンチ・コード》的な謎解きミステリーと
《羊たちの沈黙》のような猟奇的要素を含んだ作品、
と言ったら陳腐に聞こえるでしょうが、
実際に一言で表現すれば、そのような感じです。

左翼寄りの雑誌《ミレニアム》の編集者であり、
名誉毀損の判決を下された主人公の男性
ミカエル・ブルクムヴィストと、天才女性ハッカー
リスベット・サランデルを核とした物語。

このリスベットという女性、身長は154cmで
鼻や眉にピアスを開けたパンキッシュな外見、
背中にはドラゴンのタトゥーを入れたレズビアン。
一度見たことを完璧に記憶出来る映像記憶能力アリ。

何という強烈な個性!

リスベットには多くの過去があり、2作目の
《火と戯れる女》ではそんな彼女の過去が明るみとなり、
人身売買や強制売春、巨大組織の陰謀など
大きく話が展開して行きます。


3作目の《眠れる女と狂卓の騎士》では、
国家をも揺るがすスキャンダルや、
リスベットの復讐劇、そして舞台は法廷へ・・・
と目の離せない怒濤の展開が続きます。


ボクは1作目を普通に劇場で観たのですが、
2作目3作目が同時上映される際に行われた、
渋谷のシネマライズでのイッキミ《ミレニアムナイト》で
はじめて3作を通して鑑賞しました。

正直イッキミは体力的にも精神的にもキツく、
ましてやシリアスな映画なのでどうかな?
と思ったのですが、時間が経つのも忘れ
映画の世界へ没頭していたのを覚えています。

スウェーデンというとabba(アバ)のキラキラした
ポップミュージックや、北欧インテリア、
lisa larson(リサ・ラーソン)の素朴な陶芸などを
想い描く方が多いかも知れません。

ところがミレニアムの原作には

「スウェーデンでは、女性の十三パーセントが、
性的パートナー以外の人物から深刻な性的暴行を
受けた経験を有する」

など、スウェーデンの性犯罪の現状に触れています。
1作目の原題"man som hatar kvinnor(女を憎む男)"同様
三部作を通して、女性に対する偏見や軽蔑、暴力が
大きなテーマとなっているのです。

このようなスウェーデンの影の部分を描いたことも
ボクが同映画作品を気に入った理由です。

ちなみに登場人物のティピカルなスウェーデン名や
字幕がないと全く言葉に親近感を持てない点
(つまりボク自身が全くスウェーデン語の知識がないこと)
もある意味新鮮でした。

また、映画の中に登場するikea(イケア)やiittala(イッタラ)の
インテリア、h&mのファッションなども気になりました。

余談ですが、フジテレビで放映されていたドラマ
《ギルティ 悪魔と契約した女》とは世界観が
多少近いかも知れません。

ところでミレニアム三部作の原作者
stieg larsson(スティーグ・ラーソン)氏は
出版社と契約後、出版も成功も見ることなく
2004年に心筋梗塞でこの世を去ったそうです。

ミレニアムはラーソン氏の処女作であり、
こうしたところも皮肉ながら、ミレニアムの
カリスマ性を高めたのかも知れません。
氏の冥福を心よりお祈り申し上げます。

映画1作目は日本では昨年6月にdvdがリリースされ、
2作目は今月7日、3作目は2月4日の発売が決定しています。
また家でも観てみようかな、と計画中のボクです。


ところでボク的2010年邦画no.1は《告白》です。


通常原作のある作品は映像化すると期待外れになることが
多いのですが、同作は原作をも超える革新的でシュールな
映像と音楽、心理的に迫ってくる演出と、松たか子さんの
狂気を秘めたクールさにノックアウトされてしまいました。


2011年、今年はどんな映画に出会えるのでしょうか?

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《本日の一曲》
■bo kaspers orkester / "hittills"
より1曲目"svart att saga nej"

スウェーデンのポップミュージックと聞いてボクがすぐに
頭へ思い浮かべるのは、ジャズやラテン、ソウルを独自に
昇華させたバンド、bo kaspers orkester
(ブー・カスペルス・オルケステル)。

同国の多くのミュージシャンが英語でのアルバムをリリース
しているのに対し、彼らはスウェーデン語にこだわっている点も
ボクがお気に入りの所以。

彼らのアルバムは毎回こだわりのジャケットで楽しませてくれるのだが、
1999年にリリースされた当時のベスト盤"hittills"も然り。
男の子が子供の頃にハマった数々の宝物を並べたような
いかにも「お気に入り感」を表現しているのだろうか。

この中でも1曲目の"svart att saga nej"が今日の気分。
哀感のあるメロディを、同じくスウェーデンの女性ボーカルで
「ストックホルムの妖精」とも称されるlisa ekdhal
(リサ・エクダール)とデュエット。
ストリングス遣いやデジタルなビートなど、独自の世界観で
しばし酔わせてくれるナンバーだ。

リサ嬢を含まない、彼らだけのライブ映像はyoutubeでも視聴可能。
こちらから。
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北欧の夢と悪夢に
魅了され。
トモヒコス

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