人とモノとの出会いに感謝して日々を楽しむ
酒豪なアラフォーのトモヒコスこと佐藤智彦。
ボクの人生を支える愛するモノと音楽とともに
マイペース&セルフィッシュに語る人生の戯言集。
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the christmas song
北海道では氷点下23度になった所もあるという
寒さの厳しい今日、
こんな時に欠かせないモノの話を。

ボクが愛用しているモノ、その7。
《心まで暖める炎》の話。


今住んでいる家に越してきた時、
自分で決めたいくつかのルールがあります。
例えば、テレビを家に置かない(故に観ない)、
電子レンジを使わない、冷暖房の使用を控える、など。

テレビを除いてはそれほど厳密ではないものの、
ボクは電気が止まっても生きていけるのでは?と
思えるほど、殆ど電気製品を使いません。

しかし今年の異常気象で、全く冷暖房を使わない訳には
いかないのも現状です。

実際冷暖房は苦手なのですが、夏場は除湿をかけたり、
扇風機を勢い良く回したりと、
何とか猛暑を生き抜いてきました。

その暑さも一転して、寒さの厳しい冬が到来。
流石にボクも暖房器具を使い始めました。

そんなボクが愛用しているメインの暖房器具と言えば
石油ストーブ。
かつては何処でも見かけることの出来た、
aladdin(アラジン)のブルーフレームヒーターです。

ストンとした円柱状の本体と、どっしりとした丈夫な台座。
懐かしさと安らぎを感じさせるフォルムに惚れて
愛用しているのですが、こちらは電気を全く使用せず
灯油だけしか使わない昔ながらのストーブ。

つまりタイマーであったり、換気を知らせてくれたり、
灯油が残り少なくなったら停止するといった、
一般的な暖房機器にある機能はありません。

地震などの揺れには消えるように出来ていますが、
基本的には点ける、消すというシンプルな機能のみ。
そんな潔さと、時代に流されない凛とした佇まいが
ボクの生き方にはあっている気がします。

誤解を招きそうですが、ボクがそんな凛とした
生き方をしている訳ではありません・・・。
基本的にプリミティブなライフスタイルが
性に合っているのです。

さてそんなアラジンのストーブを手に入れたのは
軽井沢での想い出が大きな要因です。
1990年代の終わりの頃、かつてボクが
軽井沢で生活していた頃の話です。

軽井沢で生活するには、厳しい寒さを
乗り越えるためにストーブの存在が欠かせません。
ボクが使っていたのはごく一般的な量産品でしたが、
tさんのお宅で使っていたアラジンに魅了されたのです。

ボクよりちょっとお姉さんのtさんは、
亡くなったお父様が著名な美術評論家で、
自身はイタリア語の通訳をされている方。

ご主人の亡くなったご両親はどちらも世界的に
知られる陶芸家で、やはりご本人も陶芸家。

そんなご夫婦の暮らしている軽井沢のお宅に
ボクも頻繁に足を運んでいたのですが、
そこにはご主人の陶芸用の釜と、tさんが
イタリアから持って帰ってきた大きな石釜がありました。

2階には多くの人が出入りする大きな広間があり、
まるでコパカバーナにあったナラ・レオンのサロンよろしく、
何時行っても芸術の香りが漂う空間でした。
ボクが初めて台湾の凍頂烏龍茶を知ったのもこのお宅です。

そんなお宅では、冬になるといつもアラジンのストーブを
使っていて、ボクはその暖かい炎に安らぎを感じていました。

そんな刷り込みがあったからでしょうか、
ストーブを購入するにあたって
アラジン以外の選択肢は考えなかったのです。

実際にはすすの手入れをしたり、芯の交換といった
面倒なメンテナンスが必要です。
決してコンパクトではなく、かさばることも事実です。

ですがアラジンは、やはりこのストーブでなければならない
絶対的な必然性や説得力を持ち合わせているのです。
それはモノに課せられた役目であり、
完成された本質的なモノである魅力なのかも知れません。

だからこそ、これほど便利な暖房機器が流通する中、
英国で産声を上げてから80年以上も世界中で
愛用され続けているのでしょう。

不便だからこそ愛着を感じる、モノ。
逆に言えば手をかけるほど、こちらの気持ちに応えて
くれるようで、そういうモノたちに
ボクはこれからも心惹かれていくのでしょう。

心まで暖めてくれるブルーフレームの炎に魅了され、
この冬も少しだけ心穏やかに過ごせそうです。

そういえば今年は炬燵も購入したんだった。
やはり少しだけは電気を使いたいなぁ。


アラジンのウェブサイトはこちら

■我が家で活躍するアラジンのブルーフレームヒーター。

石油ストーブと言えば、英国生まれのアラジン。
灯油の使用やメンテナンス等、不便さが多いものの、
手入れをすれば永年使える点がいかにも道具らしい。
美しいブルーの炎を眺めていると不思議と心安らぐ。

ホワイトやグリーンのモデルの方がビンテージ感
漂うものの、全方向から炎が楽しめるものは
このブラックのみ。
こういうストーブを使っていると、何となく
丁寧に暮らしている気がする(自己満足)。


■宝物の一つ、100年近く前の火鉢。

我が家で活躍するもう一つの重要な暖房器具、火鉢。
頂きものの古い火鉢を何とか手入れして使えるように
したが故に、愛着の深い一品。
五徳や火箸、灰ならしをはじめ、火起こし等の道具を
選ぶのも楽しいが、なかなか入手困難なのも事実。

我が家の道具は、火鉢専門のネットショップ《火鉢屋》
合羽橋の《釜浅商店》で入手。
火鉢を使う前は灰が高級品だと知らなかったが、
かつては「火事になったら真っ先に持ち出せ」 と
言われるほど、特に茶道家の人にとっては命同然だったらしい。

こうした道具は最初ある程度の出費が避けられないが、
一度揃えたら基本何世代も使っていけるものだと思う。

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《本日の一枚》
■nat king cole / "the christmas song"

前回に続きクリスマスネタで、脳がないと思われそうだが、
この時期欠かせない歌声と言えば、泣く子も黙る
故nat king cole(ナット・キング・コール)のクリスマスソング、
その名も"the christmas song"。

唄い出しの"chestnuts roasting on an open fire"という
歌詞が、嫌が応にもクリスマス気分を盛り上げる。

同氏のクリスマスアルバムは何種類か違ったパッケージと
内容のものが存在するが、本作がボクの愛聴版。

暖炉と言えば、残念ながら日本で使える環境の家庭は少ないと思うのだが、
ボクは火鉢やストーブを暖炉だとマインドコントロール。

ちなみに火鉢の炭火で干物を焼きたくなるが、避けるべき。
料理屋の囲炉裏とは違うので、手入れが大変になること必至。

youtubeで観られるナット・キング・コールの唄う
"the christmas song"の貴重な映像はこちら
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火の恵み、木枯らし吹くたび
思い出し。
トモヒコス

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